ずれにくいソファーカバー
ソファーカバーというものは一度座るとすぐにずれる。座る度にずれを直すのは面倒であるし、直さずに座っている家族の姿を見るのはいやなものだ。自分自身、背中の後ろやお尻の下でぐじゃぐじゃになってしまったソファーカバーを感じるのは非常に不愉快である。
そこで、ずれない、正確に言えばずれにくく、ずれてもすぐに直せるソファーカバーを作ったので紹介する。
ぐじゃぐじゃになったソファーカバー。ソファーカバーはソファーの背後に垂れた部分と前面の裾の部分を、両側にパッチン止め金具がついた幅15mmほどのゴムベルトで3か所つなげてあるのでソファーから外れはしないが、一度座って立つだけでこのようになってしまう。
ずれにくいソファーカバーに改造するための材料は100円ショップで購入。背中の厚みが1cm程度のフォルダーと書類用ファスナー。
元々、ソファーカバーの裏側にはソファーの座面と背中面の間のすき間で押し込むように「ひれ」のようなものが付いているのだが、こんなものでは座った瞬間に抜けてしまう。
そこで、フォルダーを書類用ファスナーで「ひれ」に取り付ける。フォルダーは予め座面と背中面の間にどれくらい押し込めるかを調べて、その長さにカットし、ファスナーで止められるよう書類用のパンチで穴をあけておく。「ひれ」にも千枚通しか何かで同じピッチで穴をあけておく。私は千枚通しがみつからなかったので細いマイナスドライバーでぶすっとやった。
ソファーカバーの裏側の「ひれ」にフォルダーをファスナーで取り付けたところ。
横から見たところ。因みにフォルダーは、背中の厚さがこれくらいなら、タイプは問わない。これはバネの力で書類を挟み込むタイプだが、透明のポケットが20枚とかついいるクリアファイルタイプでもOK。
フォルダーは奥の方に行くにしたがって厚みが増すので、抜けにくい。

フォルダーを3枚取り付けたところ。
ソファーカバーを表に返して、フォルダーの背中の方から背中面と座面のすき間に押し込む。
この状態ではサイドのひじ掛けのところがすぐに前に滑り落ちてくる。
そこで、ソファーカバーのひじ掛け部分の根本の部分にも「ひれ」があるので、ここにもフォルダーを取り付ける。ひじ掛けを座面との間のすき間はあまり深くないので、フォルダーも奥行きを短くカット。
ここではクリアファイルタイプが余っていたので利用。
ひじ掛け部分に取り付けたフォルダーもすき間に押し込むとこのようにフィット感が出る。
これでずり落ちては来ないが、ひじ掛けを枕にして寝転がったりするとソファーカバーが突っ張るのでやはり抜けてくる。
背中面と座面の間のフォルダーも立ち座りを繰り返すとやはり少しずつ抜けてくるので、ときどき押し込む必要はある。それでも1日1回、簡単な手直しできれいに元に戻るのはとても気持ちがよい。
実は、この仕組みを作ったのは4月だったのだが、本ホームページのリニューアルもあって、掲載が遅くなってしまった。上記の説明では夏物のソファーカバーだったのだが、冬になったので、ファスナーを外してフォルダーを取り外し、冬物のソファーカバーの裏側の「ひれ」に穴だけあけて付け直した。
この方が生地に弾力があり、抜けにくいようである。
(2017/12/15)
“ずれにくいソファーカバー” への2件のフィードバック
初めまして
止水シートの記事を拝見しました。私の住んでいる場所の川も近年増水傾向にあり、床下浸水は保険金も出ないので最低限床下浸水だけは避けたいと考えていたところです。有意義な記事ありがとうございます。
渡邊様 コメントありがとうございます。あの後、幸いのことに止水シートを貼り付けるような事態には遭遇しておりません。とことで、このコメントはどこからどのようにお送りいただいたのですか。たまたまWordPressのダッシュボードを開いたらコメントに気が付いたのですが。コンタクト先としてメールアドレスは載せているのですが、コメント欄を設けていたわけではないのでどうしたのかなと。よろしかったらお教えください。JR1FGR