中国渡航記

中国民俗文化村

中国民俗文化村

深セン市内にある、中国民俗文化村に行って来た。
入場料は180元(約3000円)とかなり高額。
中国各地の風景・名勝のミニチュアが作られている区域と中国各地の民族の住居や建築物が実物大で展示されている区域に分かれている。

とにかく暑いので(この日の深センは、いつもと同じだが33℃)、午前10時半から2時間ほどで、ざっと一周。

以下に写真でレポートする。

場内案内図                 ラサ ポタラ宮
場内案内図 ラサ ポタラ宮

北京 天安門                北京 故宮
北京 天安門 北京 故宮

北京 天壇公園               万里の長城
北京 天壇公園 万里の長城 

内蒙古 パオ                安徽 黄山
内蒙古 パオ 安徽 黄山

福建 客家土楼               雲南 タイ族の村
福建 客家土楼 雲南 タイ族の村

雲南 曼飛龍塔               河南 龍門石窟?
雲南 曼飛龍塔 石窟

甘粛 莫高窟                北京 九龍壁
甘粛 莫高窟 北京 九龍壁

ここから先は、各地の民族の村や住居

ミャオ族 学校               ミャオ族住居
苗族 学校 苗族 住居

ミャオ族の演舞が行われる場所        ブイ族の村
ミャオ族演舞場 ブイ族の村

イー族の村                 イー族 独特の文字が書かれている    
イー族の村 イー族の村
 

蓮の花は造花 これはちょっと        牡丹の花も造花 これは本物かと思うほどのでき
蓮の造花 牡丹の造花

最寄り駅は、地下鉄1号線 華僑城駅
地下鉄 華僑城駅出入り口

ぐるっと回った感想は、行ったことのある所は、本物を知っているだけにどうしても作りもの感が漂ってしまう。
しかし、そういう見方をするよりも、ミニチュア、ジオラマとしての芸術性というか、工芸品を楽しむような見方の方がよいのではないか。

実際、万里の長城は、実際の長城のどの部分かはわからないが、見た風景のイメージと合ってあり、なかなかよくできている。石を積み上げて作ってあるところが、その縮尺に合わせて小さな石を積み上げて(とうか表面に貼り付けてかもしれないが)作られている。
故宮は、実際はこんなに緑豊かではなかったと思うが、遠くから見た感じがまさに故宮である。
天壇公園は、なぜかちゃちな感じに見えるのは、建物だけが単独で置かれており、周りの風景がないせいかもしれない。

九龍壁のように、比較的実物に近い大きさのもの(もしかしたら実物大?)は作りもの感を強く感じ、故宮のように縮尺比率が大きなものはそれらしく見える。
長城はその中間くらいのスケールで、見張り台の間隔など、ややデフォルメされているが、周囲の起伏の感じも含めて、鉄道模型のジオラマと同様の楽しさを感じさせてくれる。

内蒙古のパオや、雲南のタイ族の村なども自然の風景の中に溶け込むようにミニチュアの人形が精緻に多数配置されているところが、よく作ったなと思わせるし、その間にゴミや落ち葉がたまったりもせず、よくメンテナンスされているとも感じさせる。

後半の実物大民族住居などは、演舞などが行われる時間帯に行けばより面白かっただろうが、このような時間はごく限定的なようでひとつも演舞しているところには行き当たらなかった。1周すれば、どこか1,2箇所で何かやっているとよかったのだが。

それでも、後半は大木が繁っているところが多かったので、直射日光が当たらず比較的楽であった。

a:642 t:2 y:0