御朱印集め

奈良近辺神社・遺跡巡りの目的

奈良近辺神社・遺跡巡りの目的

 

 四国・奈良近辺神社・遺跡巡りの冒頭で、奈良近辺では、田中英道東北大学名誉教授の真・日本建国史「神武天皇とヤマト王権編」と「聖地探訪 日本建国の歩き方編」(ダイレクト出版)で解説があった史跡を実地に訪ねることが主目的で、日本で25社ある神宮のうちまだ参拝していない10社のうち5社を参拝することが副目的であると述べたが、まずは訪問先と御祭神、創建時代などを訪問順に整理する。最初の1,2,3は、副目的の訪問地となり、田中英道先生の解説では言及されていない。

 主目的では、ハツクニシラススメラミコトの初代神武天皇と、同じくハツクニシラススメラミコトとされる第十代崇神天皇が軸となり、この日本建国に関わる関東(高天原)から来られた神々を祀る石上神宮、春日大社を聖地探訪する。また倭迹迹日百襲姫命の墓とされる箸墓古墳が実は崇神天皇のお墓なのではないかという田中英道先生の説を実地に見る。因みにハツクニシラススメラミコトとは初めて国を統治された天皇という意味で、漢字では、神武天皇は始馭天下之天皇、崇神天皇は御肇国天皇と称される。

 そしてハツクニシラススメラミコトが統治された都の遺跡である纏向遺跡とその発掘物などを保管する桜井市埋蔵文化財センターを見学する。さらに大土木工事の技術を持つユダヤ人が作ったと田中英道先生がいう世界最大の陵墓である仁徳天皇陵古墳を大阪府に訪ねる。

 名称(よみかた)     御祭神           創建時代

 1.日前神宮         日前大神          創建二千六百餘年

  (ひのくまじんぐう)   (ひのくまのおおかみ)

 2.国懸神宮         國懸大神          創建二千六百餘年

 (くにかかすじんぐう)   (くにかかすのおおかみ)

 3.吉野神宮         第九十六代 後醍醐天皇   明治時代

 (よしのじんぐう)     (ごだいごてんのう)

 4.橿原神宮         初代 神武天皇       明治時代

 (かしはらじんぐう)

 5.神武天皇陵        初代 神武天皇       明治時代

 (じんむてんのうりょう)

 6.畝火山口神社       氣長足姫命(=神功皇后)   不明   

 (うねびやまぐちじんじゃ) (おきながたらしひめのみこと)

 7.桜井市埋蔵文化財センター

 (さくらいしまいぞうぶんかざいセンター)

 8.箸墓古墳         倭迹迹日百襲姫命      古墳時代

 (はしはかこふん) (やまとととひももそひめのみこと=第七代 孝霊天皇の娘)

 9.纏向遺跡                                                                                                古墳時代

 (まきむくいせき)

 10.崇神天皇陵        第十代 崇神天皇      古墳時代

 (すじんてんのうりょう)

 11.大神神社         大物主神          我が国最古(神代)

 (おおみわじんじゃ)    (おおものぬしのかみ)

 12.石上神宮         布都御魂大神他       神代より御由緒あり
 (いそのかみじんぐう)   (ふつのみたまのおおかみ=武甕槌命の刀) 

 13.春日大社         武甕槌命          奈良時代(768年)

 (かすがたいしゃ)

 14.仁徳天皇陵古墳      第十六代 仁徳天皇     古墳時代

 (にんとくてんのうりょうこふん)

 なお、冒頭に述べた以外に、 決定版 神武天皇の真実 田中英道著(扶桑社)を読んだ。

 田中英道先生の説は非常に興味深いが難解でもあるので、私なりにこの説を読解して作った図を示す。文章で書かれているものを図で表現することにより理解できるのではないかと考えたからだ。もし本図に興味を持っていただければ、先生の書を手にとっていただければと思う。ページは、決定版 神武天皇の真実 田中英道著(扶桑社)の記載ページである。

 

 

そして、田中英道先生が引用している2人の学者の言葉を紹介する。

レヴィ・ストロース(20世紀最大の人類学者、ユダヤ人):

 「日本の神話ほど神話と歴史をうまく溶け込ませているものはない」

新井白石(江戸時代の政治家、学者):

 「神とは人なり」

以上

(2025/3/3)