御朱印集め(1) 千勝神社
神社、寺院を巡って御朱印をいただく御朱印集めを始めた。年相応の趣味ではあるが、動機についてはこのシリーズが三日坊主で終わらなければ追い追い述べていきたい。
まずは御朱印帳を入手。柴犬がちりばめられた可愛らしい表紙である。
初めての御朱印をいただきに行くのは、近所で何かの折にはお詣りに行く茨城県つくば市の千勝神社だ。
鎮守の森。昔は、山自体、森自体、木自体が神とされていたという。
正面の鳥居。
主祭神 猿田彦大神(さるたひこおおかみ)猿田毘古神とも
古事記によると、天におわす高天原(たかまがはら)の神々が、地上の葦原中国(あしはらのなかつくに)に降臨された天孫降臨の際に、天と地の両方に明るい猿田彦大神が天の神々のご一行を道案内したということである。それゆえ、導き、道開きの大神とされる。
また、この神は、道案内のあと伊勢に戻り、魚を捕っているときに貝に手を挟まれて溺れ、水の底に沈んだときに「底度久御魂(そこどくみたま)」、立ちのぼった泡から「都夫多都御魂(つふたつみたま)」、泡が水面から弾けたときに「阿波佐久御魂(あわさくみたま)」という三柱が生まれたそうだ(ビジュアルワイド図解 古事記・日本書紀 西東社による)。古事記の原文を読んだことはないが、他のわかりやすい解説を見ても、古事記というのはなかなか面白い物語である。貝に手を挟まれて溺れるなど、ほとんどあり得ない漫画チックな事故ではないか。
摂社左殿御祭神 山根彦神(やまねひこかみ)
以下の縁起によると、千勝神社の随神として知恵を授けてくださる神で、学業成就、試験合格の神として仰がれている。そういえば子供の合格祈願に来たことがあったが、そのような神であることはあまり認識がなかった。右殿守護神の八栄根彦神(やさかねひこかみ)については説明がないので不明である。
手水鉢からは、新型コロナウイルス対策のため柄杓が取り去られ、樋から落ちる水を手で直接受けて手や口を清めるようになっている。因みに、いつまでも新型というのはおかしく、イギリス変異株、インド変異株、などと最近は国名をつけて呼称するのであるから、原種については、明確に中国武漢コロナウイルスと呼称するべきであろう。日本脳炎、西ナイル脳炎などと言う病気もあるのだから、中国武漢コロナウイルスをこう呼ぶことが差別につながるということはありえず、発生地を明確にしてこそ発生原因・対策の追究につながるというものである。
千勝神社本殿。日本を正しい方向にお導きくださるようお願いをした。
山根彦神の本殿。
順路に沿って歩く。
鳥居をくぐると、二つの小さなお社があり、それぞれ、稲荷社と龍神社。今回はそれぞれにお賽銭を入れたが、山根彦神御本殿は、実はこの奥で、入れないようになっており、二つの小さなお社がそうかと勘違いして帰って来てしまった。受験シーズンだけ開くのかもしれない。
稲荷社。
龍神社。
これを書くために写真を見ていたら、こちらが山根彦神御本殿で賽銭箱もあったが気が付かなかった。
「人間の願いや祈りが、千勝大神様に強く届きますよう、また千勝大神様の御神徳を支障なく受けられますよう、教え導いてくださる仲立神でございます。加えて、学問の神、知識の神、教育の神としての御神徳が顕著です。」と書かれており、学業成就は二番目の神徳であることがわかる。
おかしな方向で活動している日本学術会議を戒めてくださるよう、先ほどの稲荷社、龍神社の前でお願いをした。
初めての御朱印をいただいた。御朱印帳への直書きではなく、書置きだった。
以上
(2021/6/28)