御朱印集め(29) 香椎宮
福岡県福岡市にある香椎宮を訪れた。写真は(一の)鳥居。
御由緒
御祭神
主神
・仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)第14代天皇
・神功皇后(じんぐうこうごう) 仲哀天皇の御后
配神
・応神天皇(おうじんてんのう)仲哀天皇の御子 第15代天皇
・住吉大神(すみよしおおかみ)
香椎宮では、太宰府天満宮に引き続き、実在の人物が祀られている。
上写真の御由緒略記をさらに要約すると、仲哀天皇は非常に御英邁で、早くから海外発展を策され、この香椎の都を遷され、その準備中に崩御されたので、神功皇后はその御意志を体し女性の身を以って三韓御渡航の雄図を果たされ、初めて国際国家としての日本の地位を確立されたものといえるだろう、となる。
また、頂いたパンフレットによると、神功皇后は三韓御駐輦(ちゅうれん)の際、ご懐妊の身ながら、石を懐に抱いて出征し、戻られて無事、御子応神天皇を出産された事から、聖母大明神とも信仰され安産の霊験あらたかとのこと。住吉大神は、御渡海に際して神功皇后に御神託を授け、交通安全・海上安全の守護を与えた。
境内
(二の)鳥居
鳥居の向こうに楼門が見える。
楼門
神木 綾杉
本殿入口
本殿
本殿は724年に建立され、1801年に第十代福岡藩主黒田斉清(長頼)により再建された「香椎造」という名の日本唯一の建築様式です。入母屋造平入に切妻屋根が複雑に連結し、正面の大千鳥破風、左右の車寄せなど、変化に富んだ造りとなっています。(パンフレットから引用)
ということで、ふつうだと、下の写真の場所は拝殿だが、全体を合わせて本殿というのかもしれない。
正面奥には御神鏡が見える。
本殿の核心部分は保存修理工事中。
下写真を見ると、先ほどのふつうだと拝殿と書いた建物はやはり拝殿で、本殿はその奥の上写真でシートに覆われた部分であろう。
香椎宮は全国に16社ある勅祭社のひとつなので、勅使御手植の木が植えられている。
巻尾神社
古宮
仲哀天皇が国家鎮護の拠点とした橿日宮の跡地。かつては香椎廟と呼ばれ、地名となった御神木「香椎」は今もここに残る。
神木 香椎
稲荷神社・鶏石神社
武内宿禰の像
武内宿禰(たけうちのすくね)は、景行・成務・仲哀・応神・仁徳の5代(第12代から第16代)の各天皇に仕えたという伝説上の忠臣。私が思うに、同一人物がずっと仕えたのではなく、宿禰は重臣の敬称であるから、武内家が5代にわたって武内宿禰として天皇に仕えたのではないだろうか。
武内宿禰は、仲哀天皇、神功皇后に仕えていた頃、幾度も祭場にて神の言葉を求めている。
軍艦香椎顕彰之碑
姉妹艦、香取、鹿島に次いで竣工したと書かれていたので、この神社巡りシリーズで香取神宮、鹿島神宮へも参拝したことで興味を惹かれた。
御朱印
以上
(2022/4/21)