御朱印集め(69) 日前神宮・国懸神宮
和歌山県和歌山市に鎮座する紀伊国一之宮、日前神宮(ひのくまじんぐう)・国懸神宮(くにかかすじんぐう)に参拝した。和歌山港でフェリーを下りて、15分ほどのところにある。
鳥居をくぐってまっすぐ進み、左に行くと日前神宮、右に行くと国懸神宮である。両社は組になっており、御朱印も両社で一枚である。
御由緒
日前神宮・国懸神宮のWEBサイト(https://hinokuma-jingu.com/jingu.html)に記されている御由緒を簡単に要約する。
創建二千六百余年の日前神宮・國懸神宮は、同一境内に座します。
神代、天照大御神が天の岩窟に御隠れになられた際、思兼命(おもいかねのみこと)の考えにより種種の供物を供え、天照大御神の御心を慰め和んで頂くため、石凝姥命(いしこりどめのみこと)を治工とし、天香山(あめのかぐやま)から採取した銅を用いて天照大御神の御鏡(みかがみ)を鋳造しました。
時を同じくして鋳造された天照大御神の二体の御鏡のうち、日前神宮は日像鏡(ひがたのかがみ)を御神体として日前大神を奉祀し、國懸神宮は日矛鏡(ひぼこのかがみ)を御神体として國懸大神を奉祀していると『日本書紀』に記されております。
御祭神
日前神宮
祭神:日前大神(ひのくまのおおかみ)
相殿:思兼命(おもいかねのみこと)
石凝姥命(いしこりどめのみこと)
國懸神宮
祭神:國懸大神(くにかかすのおおかみ)
相殿:玉祖命(たまおやのみこと)
明立天御影命(あけたつあめのみかげのみこと)
鈿女命(うづめのみこと)
日前宮は紀伊國一之宮にして天照大御神を奉祀しておられ、日前國懸大神は、その御別名であられるとのことだ。
玉祖命は天照大御神が天の岩窟に御隠れになられた際に玉飾りと作られた神。
明立天御影命は、刀鍛冶の祖神とのこと。
鈿女命は、天の岩窟の前で踊った神。
境内
日前神宮の拝殿・本殿
國懸神宮の拝殿・本殿
御朱印
以上
(2025/3/6)