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ハイビスカスは冬越し後にたくさん咲いたのか

ハイビスカスは冬越し後にたくさん咲いたのか

 茨城県の栗農家が、ハイビスカスを冬の間家の中に取り込んで過ごさせるために大きすぎるので小さく剪定したところ、翌年花がたくさん咲いたという経験から栗を背丈低く剪定したらたくさん収穫できるようになった、ということを知り、我が家でも屋内で冬越しをさせそれが成功したことは、「ハイビスカスの冬越し成功」で述べたが、冬越し後に花がたくさん咲くかどうかを検証した。結果をグラフで示す。青線は2020年、赤線は2022年(今年)の開花数。2020年は、ゴールデンウイーク前にホームセンターで新しい株を買って来たもので、株の色と数は、赤色1株、橙色1株、黄色2株で、2022年と同じだ。

 今年、鉢を屋内から屋外に出したのが、4月19日、新しく蕾が膨らんで玄関先に植え戻して露地植えにしたのが6月6日。夏を過ぎ、次の冬越しのために剪定して鉢植えにしたのが、10月21日。剪定時に蕾がついている枝は、すべて花瓶に挿して生け花にし、鉢植えにしたものと共に開花数のカウントは継続。11月26日に最後の1輪が咲いたあとは、大胆に剪定して蕾がどこにもなくなったため開花はなし。

 上のグラフはやや煩雑で、2020年と2022年でどちらがたくさん咲いたのかよくわからないため、総開花数と月別の開花数を以下に整理した。

 

 

総開花数

2020年 2022年
401輪 372輪

 

 総開花数では、2020年の方が少し多いが、月別開花数で見ると、2022年は8月、9月、10月では、大幅に上回っている。これは、露地植えに戻した6月は、冬越しのために切り詰めた株から新しい枝がまだ少ししか伸びておらず、7月頃から多くの新しい枝が元気よく伸び蕾がついたためだ。11月に少なくなっているのは、2020年は、霜枯れするまで露地植えにしてあったのに対して、2022年は、まだまだ蕾がたくさんついている10月下旬に剪定したためで、生け花にしたものは水が汚れるなどで開花に至らなかったものも多かった。

 株別に見ると、赤色(1株)は合計126輪、橙色(1株)は合計55輪、黄色(2株)は合計191輪だった。赤色と黄色が1株あたり100輪前後開花したのに比べ、橙色が55輪と少ないのは、冬越し前の状態で株があまり大きくなっていなかったため、剪定も小規模にとどめたせいであろう。その代わり、冬の間は、他の色に比べて、多く開花していた。

 ということで、株が大きくなって勢いがついたあとは、たくさんの花をつけることがわかった。

以上

(2022/12/14)