中国渡航記

大失敗の香港SIM

大失敗の香港SIM

2014/8/1に「香港SIMを買う」として本ページを公開したが、その後大失敗だったことがわかったため、その顛末を1項目追加して大失敗の巻に紹介する。

その後、大失敗には続きがあることがわかったので、大失敗の続きを最後に追加した。

 

香港SIMを買う

SIMとは

SIMとは、携帯電話やスマホの中に入っている脱着可能な小型のICカードで、携帯電話サービス会社と契約を結ぶと携帯電話やスマホの中にセットしてくれるものだ。

ごく簡単に言うとこの中に携帯電話番号が入っていて、このカードを挿した携帯電話やスマホがその番号で通話したりできるようになるのだ。

なぜ香港SIMが必要なのか

中国国内で使っている中国移動通信のSIMは、そのままでは香港で使えない。
香港は、別の国扱いなので中国移動と国際ローミング契約をすれば香港でも使えるはずだが、私のスマホは、中国移動版なので、携帯電話の3G(第3世代)通信方式は、TD-SCDMAという中国独自方式である(中国スマホ購入を参照)。
香港では日本や欧州と同じW-CDMA方式が主に使われており、TD-SCDMA方式は使われているのか知らず、もしあったとしてもカバー率が悪いと思われる。なので、2G(第2世代)のGSM方式でつなげるしかない。とすると、2Gのカバー率もよいと思われるメジャーなcslと契約するのがよさそうだ、と考えたわけだ。それでまず、電話用に1枚SIMが必要。何といっても香港に仕事や買物に香港空港に人を迎えに行ったときに、電話連絡がつかない、というのは困るので必要なのだ。いざというときはdocomoの携帯電話も持っているのでそれでつながらなくはないが、着信は必ず国際電話料金がかかるので不経済。

スマホとモバイルルーター

もうひとつ、香港でWEB検索をはじめとするスマホ的な機能が使えないのは不便。これは、モバイルルータ経由で使うことにする。モバイルルータは中国国内では中国聨合通信(チャイナ・ユニコム)と契約しており、聨通は3GはW-CDMA方式を採用しているので、香港でもSIMさえ入れれば、このルーターを使うことができる。そこでこれもcslでまとめて調達することにする。香港在住日本人へのヒアリングでは、one2freeがいいと言う人が多く、これはcslのサービスブランドである。

cslのショップはどこにある

cslのショップ(専門店)はネットで調べても所在地が出ているだけで、そこをクリックしても地図が出てこないので、別に地図で調べ、紙の地図に印をつける。
候補はホンハム(紅磡)周辺。梅干しを売っているであろうイオンもホンハム周辺にあるので、この2つをセットで廻る計画。
ホアンポアガーデン(Whampoa Garden)のイオンでまず梅干しだけ先に買ったので、そこから徳民街を探して歩く。
交差点で工事をやっているが、Whampoa Gardenの入り口の看板からこちらが徳民街。

Whampoa Gardenの看板

紅磡徳民街32号黄埔新邨4B商店、というのがその場所。
ビルに貼ってある番地の表示を頼りに探すが、31号はあるのに32号はない。
だいたい番地は貼っていないビルの方が多く、かなり困難である。
もしや道路の反対側かと渡ってみると、50番台で、かなり離れ、駄目かと思ったら、40番台がみつかりもう少しというところで発見。
cslのオレンジ色の看板が見えた。

徳民街

これがcslのショップ。日本の都心の携帯電話ショップのように大きくなく小さなショップだ。

csl専門店

プランを選ぶ

早速中に入ってSIMカードがほしいと伝える。
香港市内は完全に広東語モードなので、中国語が一応しゃべれる私も調子が出ず、中国語はあまり通じないと言うイメージが先行して、英語で話し始める。
最初は、こいつ広東語も話せず何にしに来たんだと言う感じだったが、
やりたいこととほしいものを伝えると向こうも真面目に説明をし始めた。

スマホには通話用のSIMがほしいと言うと、48HKD(600円強)のプランがあるとのこと。

次にモバイルルーター用のSIMの話に移ると、340HKD(約4,500円)でデータは5GB、通話はし放題、2年間有効、チャージすれば有効期間は延長、というプランを紹介されたのでそれに決める。

この2種を買うと言うと、340HKDの方だけで電話も包括しているから48元の方は要らないとのこと。しかし、スマホとルーターは同時に使うのでSIMが1枚では困ると言うと、SIMは2枚ついてて同時に使えるのだと。それはいいプランじゃないか!ということでこれに決定。

実はもう1枚SIMはついていて、ルーターをもう1台買ったら、それに入れて同時に使えるとのことだった。

これがSIMカード。全部で3枚ある。
ミニSIMはスマホに入れ、標準SIMはルーターに入れ、使ってない標準SIMがもう1枚残っている。

3枚組SIMカード

動作確認

動かないと困るので、SIMを挿してすぐに試すが、電話はかからず、ルーターはNO SERVICE状態。サービスをオープンするまで1時間かかるという。
再びイオンに行って買物をし、1時間経ったのを確認して、ドコモ携帯からスマホにかけて電話できることを確認し、次にルーターをONしてメールが取れることを確認してOK。

タッチペン

これはオマケ。スマホのタッチスクリーンを指の代わりにタッチできるペン。ボールペンをノックしない状態でやわらかい樹脂の先端でタッチする。

(2014/8/1)

大失敗の巻

何が失敗?

340HKDでデータは5GB、通話はし放題、2年間有効、5GBを使いきったあとチャージすれば有効期間は延長と思って契約したのが、実は毎月340HKD(約4,500円)だったのだ!
月に1,2日しか香港に来ないのにそんな無駄な!

何で気付いた?

帰宅後、契約書をよく読んだら、月額340HKDだったのだ。
ショップでは説明はちゃんと聞いたつもりだったので、細かい字で英文で書かれた契約書をよく読まなかった。

どう解決した?

解約方法

契約時に1,000HKDのデポジットを払わされたので解約したらその1,000HKDだけが没収かと思ったら、何と2年間の有効期間と思っていたのは最低2年間は契約を解除できないということだったのだ。解約する際には、残っている月数×月額利用料340HKDを支払わないといけない。
これでは、解約しなくても同じということではないか!!
日本の携帯電話の契約は、端末価格を安く販売する代わりに2年間高い通信料金を払う、ということで利用者にとって初期費用が安くなるメリットがあるが、cslのこの契約は利用者に何のメリットもないのに2年間の契約を強要するものである。

どうしたい?

プリペイド方式で、1時間8HKD、1日28HKDというのがあるのでそれに変更したい。こういうやり方があることは知っていたのだが、毎回香港に入境する度に登録するのは面倒なので、一度340HKDを払えば5GBなくなるまでそのまま使える方が便利と思って、今回の契約をしてしまったのだ。

ショップに行く

7月末に、メールで送られてきた請求書には340HKDとは書いてなかったので
もしかしたら、月額ではない可能性もあるかもしれないと思い、また、1週間以内ならクーリングオフが可能かもしれないと思って、次の日曜に徳民街のショップに行く。前回の店員が覚えていて、早速話をする。
しかし、契約書に記載の通りだった。
彼が書いたメモには、340HKD、5GBということしか書いてないので、月額などという話はなかった、また、2年は有効期限としての説明があったが、最小利用期間とは聞いていない、だいたい香港には月1,2回しか来ないのに月額340HKDもの高額なプランを勧めるのはおかしいではないか、と抗議。
また、6月頃に深センで中国聯通(China Unicom)と契約したデータ通信用のSIMカードは6か月有効で10GBが300人民元(約5,000円)、10GBを使いきれば再度チャージするとチャージ金額に応じて使用可能データ量が増え、有効期限が新たに6か月設定されるというものだったので、この契約もそういうものだと理解したと言っても、契約に書いてあるしあなたは既にサインをしている、で埒があかない。

香港人の同僚に助けを求める

言葉の問題もあって、解決困難なので香港人の同僚の助けを求めた。
1.CSLのお客様相談室のようなところに電話をしたが、店舗に話してくれとのこと。
2.店舗の担当者と話すが、多少安い契約への変更は可能だが、キャンセルはできないとのこと。
3.店舗の上司に話を上げたが、月額100HKD(約1300円強)で500MB、通話2000分、2年間というプランを提案される。
4.日本の消費者センターのような政府の機関はないのかと私から聞いたら、香港にも消費者委員会という機関があり、そこで所定の書式に記入し、証拠(契約書や話した内容の詳細なメモ)などを提出すると、協議を斡旋してくれるとのこと。香港消費者員会のURLは以下のとおり。
http://www.consumer.org.hk/website/ws_en/
また、具体的な訴え方については以下のページにあり、下の方の太字のComplaintというところに記入前の注意事項、Enquiryというところに記入用の書式がある。
http://www.consumer.org.hk/website/ws_en/complaints_and_advices/how_to_complain/howtocomplain.html

4の方法は、外国でこのようなことをするのは、やはり地の利がなく、何かあれば国境越えて香港まで出かけねばならず、何かにつけ香港人同僚の援助が必要になりそうであるし、また解決までの時間が読めないためあきらめる。
また、消費者委員会に訴えた日本人ということで、変に目を付けられるのもいやだな、ということも考えた。同僚はそんな心配はないと言うのだが。

月額100HKDプランへ変更

結局、前項3の月額100HKDプランで手を打つことにし、同僚とともに徳民街のショップへ。変更契約内容もなんだかんだとよくわからないことがあり、これは日本の携帯電話ショップでの契約と似たようなものではあるが、1時間以上かかってようやく契約変更。再び騙されまいとするので契約書をよく読んだりして余計に時間がかかった。
因みに月額100HKDプランというのはcslのWEBサイトに載っていないので、聞くと新商品でチラシは店頭に置いてあった。チラシは88HKDだが管理費12HKDが加算されて100HKDとなる。

店頭にあったチラシ

このチラシにしても、中国から来た人は毎月の料金と思わないのではないだろうか?裏には書いてあるが、中国で中国の料金体系に慣れた人は誤解しかねないと思う。
因みにこのプランでは、使用枠の7割、9割、10割を使ったところでショートメッセージで通知が来て、枠以上には使えない。使いたければ料金を払うとのこと。

国際電話はできるのか?

この契約でも国際電話は受けられる。国際電話代金は掛けた側もち。
しかし、このままでは掛けられないとのこと。
香港から会社のある深センに電話ができないのでは、香港で電話を持っている意味が半減するので、国際電話をできるようにすると、国際電話を掛けたあと、事後に払えばいいのだが、そのためにはデポジットが500HKD必要となるとのこと。えーー、さらにお金を取られるの?と嫌気がさすが、このデポジットは毎月100HKDずつ払い戻されるため、コンピュータ上の手続き処理が終わったあとの2か月目から6か月目までの5か月間は月額料金の100HKDは払い戻し料と相殺されるので支払い不要とのことであった。このことが契約書上のどこに書いてあるのかということがわからず揉めたのだが、担当者が契約書上に手書きで追記した$500 rebateというのがそのことだった。日本語でリベートというと賄賂のような意味で出てくることが多いので恥ずかしながら知らなかったが、rebateは払い戻すという意味であることがその場で辞書を引いてようやくわかった。

料金の払い方

CSLの店舗に来て払うのだそうな。そんな面倒な。中国にはないので面倒。
もしくは香港の中のセブンイレブンで払う。それなら福田口岸(中国と香港の間のイミグレーション)で香港に入ったすぐのところの落馬洲の駅にもある。まあ、月に4度行かないと元が取れないので、元を取るのが目的ではないけれど、そのどこかで払うということだ。

お詫びの一言

お詫びをしようという気持ちなど店員の彼には毛頭なく、新契約のサインが終わったらさっさと別のお客の相手を始めたのであった。

反省

契約書をよく読まずにサインしたのが最大の失敗。
まじめに読めば、最後のところで踏み留まれたはず。

悔しいが、毎月100HKDの支払いは香港入境のための税金だと思おう。
(実際には、香港入境のために税金は不要。)

(2014/8/20)

大失敗の続き

ルータが使えない!

妻が夏休みで中国に遊びに来るので(妻来るも中国入国不可を参照)香港空港まで迎えに行ったときのことだ。空港へ向かうバスの中でスマホは2G(GSM)の電波をつかんでいることを示すアンテナアイコンが表示されているが、ルータの方はNO SERVICE状態である。空港についても状態は変わらないので、空港内でcslのSIMカードを扱っているショップを見つけて聞いてみる。
店員さんは、ルータのSIMカードを抜いて、別の携帯電話に挿し、これはSIMカードが壊れていますねと言う。

妻が中国入国できず香港留め置きになった日曜日に四度(よたび)徳民街にあるcslのショップに出かけてみてもらう。SIMを外して何やら設定変更をし、はいOKと。ほんとにできるようになったか、ショップを出てから見てみるとルータの3Gアンテナアイコンは表示されており、実際ルータ経由でネットにアクセスできるのでOK。

電話が使えない!

そういえば、国際電話をかけるときは頭に何をつけるのだったか前に言われたけど忘れてしまったので、もう一度cslのショップに戻る。1678を頭につけて、香港から中国にかけるなら、1678 86 XXX XXXX XXXXのようにかけることがわかったので早速その場でやってみるとうんともすんとも言わない。よく見るとアンテナアイコンが表示されていない。

340HKD/月のプランはSIMが3枚使えるが、88HKD/月のプランはSIMは1枚しか使えないのだという。前回香港人同僚と来て契約変更したときにそのような説明は一切なかったのに!!ルータ使うときにはSIMを挿し替えて使えと言う。

そんなこと言ってもスマホはミニSIMで、ルータは標準SIMで大きさが合わないから無理ではないか?すると、ルータで使うときはミニSIMを切り取った残りの枠を嵌めて使えというのでとりあえずそうすることにした。

ミニSIMと標準SIM枠

しかしこれは相当不便。ルータを使っているときは電話がかけられず、電話を受けることもできないのでいつ電話がかかってくるかわからない局面ではルータを使うことができない。

対策

電話とルータをSIMを挿し替えずに使うにはどうすればよいか。

案1.データ専用のプリペイドカードを買う

88HKDのプリペイドカードをcslで売っているので、使用頻度からはこれを買うのが現実的な選択だが、さんざんすったもんだして買った88HKD/月もする契約が電話でしか使われなくなるというのは我慢しがたい。

案2. デュアル3Gモード(双3G)のスマホに買い替える

香港では、中国国内で中国移動が採用しているTD-SCDMA方式ではなく日本や欧州と同じW-CDMA方式が採用されているために、私の中国移動用のスマホではネットにつながらなく、中国聯通用のW-CDMAルータ経由でスマホをネットにつなげるという方法を取っていたわけだが、この方法をきっぱり捨てる考えだ。
すなわち1台のスマホの中にW-CDMAとTD-SCDMAという2つの3G通信方式を持っている機種に買い替えるのだ。
Huaweiの栄耀3X pro(型名G750-T20)という機種がそれだ。これは双卡双待双3Gといい、SIMカード(=卡・・・カーと読む)が2枚入り、2つの電話番号で同時に待ち受けができ、しかもW-CDMAとTD-SCDMAという2つの3G通信方式をサポートするという優れものだ。この機種以外には型落ちのG750-T00があるだけで他メーカに双3G機はない。なお、4Gは非対応。

案3. W-CDMA用のスマホ(中国聯通版)に買い替える

中国国内における3Gのカバー率はW-CDMA方式の中国聯通の方が実はよいという話もあり、これなら中国と香港の両方で電話もネットも使えるのだが、仕事でよく行くところでは中国聯通の電話がつながらないという欠点があり、また中国国内の契約を変更するのは面倒ということもある。

検討結果

結局案2.に決定。前のスマホを買った華強路のショップ(中国スマホ購入を参照)では何店舗か聞いたが1700RMBとか1800RMBとか言われたので、ネットショッピングで1498RMB(約25,500円)で購入。5600RMBもするiPhone6に比べるとずいぶん安い。

左:3X pro 右:G6

左が新しいスマホ、右の以前のに比べて一廻り大きくなった。
画面は見やすく操作もしやすいが,ポケットの中で大きすぎて突っ張るし、デザイン的にシャープな感じの以前の方が好きだが。

 

 

3X pro内部

左側のスロットに中国移動のミニSIMを,右側のスロットに香港cslのミニSIMを元の標準SIM枠を嵌めて挿入してある。

この下にはTD-SCDMA/W-CDMAの表示がある。

 

 

試用結果

中国、香港のどちらでもちゃんと動いてOK。
ネットにつながると、中国ではG、E、3Gのいずれかの表示が出る。それぞれ、GPRS(2G)、Edge(2Gの高速版)、3Gの方式名のことと思われる。
香港では、H+という表示が出ていることが多くHSPA+(3Gの高速版)のことと思われる。
Huaweiのホームページからダウンロードした取扱説明書にはこのあたりの記載がないが、製品スペックからそう推定できる。

製品スペック(参考)

3X proのネットワーク対応規格(Huaweiホームページより引用し日本語訳)

3Gネットワーク規格 移動3G(TD-SCDMA)/联通3G(WCDMA)
2Gネットワーク規格 移動2G/联通2G(GSM)
ネットワーク周波数 双3G:WCDMA 900/1900/2100MHz,TD-SCDMA A+F帯;2G:GSM 850/900/1800/1900MHz
データサービス GPRS/EDGE/WCDMA/WCDMA HSPA+(DL:21Mbps,UL:5.76Mbps)/TD-SCDMA/TD-HSPA(DL:2.8Mpbs,UL:2.2Mbps)

双4G対応機種もある:Huawei Mate7のネットワーク対応規格(同上)

これは使えるネットワークの多様さと言う点では世界最強ではないか?
(型名は、HUAWEI MT7-TL10)

4Gネットワーク規格 移動4G(TD-LTE)/联通4G(TD-LTE)
3Gネットワーク規格 移動3G(TD-SCDMA)/联通3G(WCDMA)
2Gネットワーク規格 移動2G/联通2G(GSM)
ネットワーク規格
主SIM:移動/联通4G(TDD-LTE)-移動3G(TD-SCDMA)-联通3G (WCDMA)-联通2G/移動2G(GSM)-FDD-LTE(国際ローミング&国内実験ネットワーク);副SIM:GSM(可支持移動、联通网络);上、下SIM任意切换可能 主SIM、副SIM
ネットワーク周波数
4G: TD-LTE: Band38/39/40/41(100MHz),LTE FDD: Band1/3/7;3G: TD-SCDMA: Band34/39;WCDMA/HSPA+/DC-HSDPA:850/900/1900/2100MHz;DC-HSPA+ 42Mbps: Band1;
2G: GSM/GPRS/EDGE: SIM1:850/900/1800/1900MHz,SIM2:900/1800/1900MHz

(2014/11/2)

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