御朱印集め

御朱印集め(27) 太宰府天満宮

御朱印集め(27) 太宰府天満宮

 福岡・大分神社巡りの最初に福岡県太宰府市に鎮座する太宰府天満宮を訪れた。

御由緒

 太宰府天満宮は、菅原道真(すがわらみちざね)公のご墓所の上に社殿を造営して、その神霊を奉祀する神社で、学問の神、誠心の神として世の崇敬を集め、天神さま(菅原道真公)をお祀りする全国約12,000社の総本宮と称えられている。延喜五年(905年)墓所と神殿を創建、延喜十九年(919年)に御社殿を建立。

御祭神

 菅原道真公

 神話の神様ではなく、歴史上の人物が神様として祀られている。

 菅原道真公は、寛平六年(894年)遣唐使を取り止めにされた。唐が国家として力を失ってゆき、もはや唐に学ぶ必要はないという、日本の自立した文化を確立する自信の表れともいえる(田中英道著・日本国史・上より引用)。

 現在、価値観の異なる中国とのデカップリングを進める動きが世界で広まっているが、その先駆けとも言える動きを理由は異なるが1100年以上昔に行っていたのだ。

 また、菅原家は、天穂日命(あめのほひのみこと)に起源を持つそうだ。天穂日命は、天照大御神と須佐之男命との誓約から生まれた神で、「農業・産業の神様」として信仰されているとのことだが、ということは、今回の神社巡りの主目的地である英彦山神宮(ひこさんじんぐう)の天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)と天穂日命は兄弟にあたるので、縁はあるものだ。

境内

 それでは、案内図に従って、参道から本殿に向かおう。

参道

 両側に昔の趣を残す商店が立ち並ぶ参道らしい参道。帰路には土産を買い、名物の梅ヶ枝餅を頂いた。

鳥居

 前の写真で三基鳥居が写っているうちの一番奥の鳥居。何の鳥居と呼ぶのかは不詳。

石鳥居

太鼓橋

志賀社

御祭神

 海神綿津見三柱神で海上安全の守護神として奉祀される、と立札にある。

鳥居

 扁額に天満宮とある。

楼門

本殿

 拝殿と本殿に分かれておらず、直接本殿で拝むようだ。

御神木 飛梅(とびうめ)

 天神様(菅原道真公)は、都をお発ちの時、庭前の梅に別れを惜しまれて、

  東風吹かば にほひおこせよ梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ

と詠まれました。この梅が天神様のあとを慕い一夜のうちに飛来したという有名な飛梅です。

 と立札にある。

 藤原時平の讒言により、太宰権帥(だざいごんのそち)に左遷させられたときの歌だが、梅にまで慕われるとは公の人徳はいかばかりかと偲ばれる。

御朱印

 

以上

(2022/4/20)