御朱印集め

御朱印集め(5) 笠間稲荷神社

御朱印集め(5) 笠間稲荷神社

 茨城県・笠間市、桜川市の神社巡りを行った。全部で六社で、最初は笠間稲荷神社だ。

楼門

拝殿

御由緒

 651年創建。第36代孝徳天皇の御代、白雉2年とのことなので、古事記、日本書記の編纂を命じた第40代天武天皇の御代より少し前ということになる。

御祭神

 御祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)。

 ご参拝のしおりによると、私達の大切な生命の根源を司り給う「いのち」の根の神様。殖産興業の神、蘇生(よみがえり)の神、生成発展の神、産霊(むすび)の神、火防の神だ。

 古事記によると、天照大御神が天の岩屋戸にお隠れになって高天原(たかまがはら)と葦原中国(あしはらのなかつくに)が真っ暗になってしまった原因を作った暴れん坊の須佐之男命(すさのおのみこと)が高天原から追放されて出雲の国に降り、八俣遠呂知(やまたのおろち)に差し出されようとする櫛名田比売(くしなだひめ)を娶り、この比売を櫛にして自分の髪に挿して戦って八俣遠呂知を退治した後に、娶った大山津見神(おおやまつみかみ)の娘である神大市比売(かみおおいちひめ)との間に生まれたのが、この笠間稲荷神社の御祭神である宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)である。因みに櫛名田比売の父神は足名椎(あしなづち)、母神は手名椎(てなづち)で足名椎の父神は大山津見神なので須佐之男命は櫛名田比売と結婚したあと櫛名田比売の叔母と結婚したことになる。

 宇迦之御魂神が生まれるまでの説明がやたらに長いが、これは古事記(私が読んだのは竹田恒泰氏著・現代語古事記)では、生まれたあとのことは一切書かれていなかったので、どういう神様かを知ってもらうためにはこうするしかなかったのだ。また、竹田恒泰氏の現代語古事記には神様の名前の索引がついているので、神社巡りをするときに出会った神様がどういう方なのかを調べるのにとても便利である。本文も読みやすく、私は同氏の古事記完全講義と合わせて2冊を1週間で読み終えることができた。

御朱印

(2021/9/28)