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観光ボランティア

観光ボランティア

 4月から東京都観光ボランティアの街なか観光案内の活動に参加しており、昨日私としては5月分として第二回の活動を行った。初回は銀座、今回は上野公園だ。時間は昼過ぎから1時間の休憩をはさんで1時間を2セット。私の第一外国語は中国語、第二外国語は英語なので、中文GUIDEとEnglish GUIDEを表裏に表示したカードを首から下げている。

東京都観光ボランティアユニフォームの写真

 街なか観光案内は固定ポイントでの案内が基本になっており、今回はJR上野駅の公園口の向かい側の東京文化会館前の案内板前、花園神社近くの案内板前をメインに案内。私は新米なので経験者と2人ペアを組むのだが、私のペアの人は積極的に案内板を見ている人に声を掛けている。金曜午後で天気もよく結構な人出だ。公園案内図を見始めた人にあまりすぐに声をかけてもと思いながらもぼーっとしていては意味がないので私もちょっと考えているようなら声を掛ける。

 一番多いのは日本人、次は中国語以外をしゃべる外国人、その次に中国語をしゃべる外国人(中国、香港、台湾、その他中国系)。上野公園は私に取って前回の銀座よりはなじみがあり、3月に公園内をくまなく歩いたこともあり、まあまあの土地勘はある。

 全体としてよく聞かれたのは動物園、西郷さんが双璧。やはりパンダのシャンシャン人気のお蔭と思うが、午後早いうちはまだ動物園内で整理券が配られていた。西郷さんはNHK大河ドラマ「西郷どん」のお蔭か。外国人からはLakeに行きたいと言われ何だと思ったが不忍池のことで、花園神社近くでの案内中は不忍池が近いこともあり、多くの外国人(ほとんど欧米系)から不忍池を尋ねられた。日本人で不忍池を尋ねた人はおらず、また外国人で西郷さんを尋ねた人はいなかった。寛永寺は最初に尋ねられたときはわからなかったが、国立博物館の左奥の方にある。その後も寛永寺に行きたい人はいたのでそのときは教えてあげられたが一度行ってみないといけない。上野大仏は1人から聞かれ、これは震災や火事で何度も首が落ち、現在は顔のみが地上近くにありこれ以上落ちないということで合格祈願に来る人たちを3月に来たときに見て印象に残っていたので教えてあげられた(写真は3月撮影)。

上野大仏の写真

 中国系の人に案内したのは3,4組だった。香港の人からは桜はいつどこで見られるのかと聞かれ、その人も桜の季節が終わっていることは承知しており、場所について上野公園はだいたいどこでも見られると言ってしまったが、メインはさくら通り沿いであることが後でわかった。台湾の中年女性グループからは浅草の行き方を尋ねられ、最終的に銀座線で上野から浅草に行くことを案内できたが、何線かというのがすぐには出て来ず地下鉄路線図での確認が必要だった。このあと私のことを日本人かと聞かれ、上海で仕事をしていたなどと言うと、それで中国語が話せるのねー、と感心したように言われたのは少し嬉しかった。

 最近すぐに中国人とわかる人は個人旅行客では減って来ており、中国人でも常時大声でしゃべりまくるわけではないので識別がむずかしい。また台湾の人は中国本土の人よりは日本人に近い感じだ。逆に日本人でも髪型や服装などの感じから中国人かと思う人もあり、私なども中国の仕事をしていた頃は、よく見た目も中国化して来ましたねなどと冷やかされたものだ。散髪を中国ですると中国っぽい髪型になってしまうということもある。それで今回、中国語で話しかけたら日本人だったということが一度あって、失礼してしまった。

 公園側にいて地下鉄の駅(入口)を聞かれると、自分が普段利用している銀座線・日比谷線の上野駅入口は公園とはJRの線路を挟んで向こう側なので、一番近い入口と聞かれると悩んでしまうところがある。近い入口から入ってもJR上野駅の構内を通って向こう側へ行かないといけないので同じことではあるのだが。結局JR線路にかかる跨線橋であるパンダ橋を渡るルートを案内するのがわかりやすいと思い、最後の方はこの行き方を案内した。

 東京都に登録されているボランティアの数は相当多いようで、活動希望日を月に何日も出しても今のところ月1回の活動だが、案内のレベルを上げていけるよう頑張りたい。

(2018/5/12)