中国渡航記

鍵交換・銀行・携帯契約

鍵交換・銀行・携帯契約

(2014/4/16水曜日)
午前中は、玄関鍵の交換、洗面所の黒かび除去、リビングの電球交換と割れたガラスのホヤの交換のため、午前中は家で待機。
工事の人は9時半か10時くらいに来てくれたので、待たされ感はなし。

壊れた照明器具

まずは、ダイニングの天井から6個、銀色のあみあみの周りにガラスのホヤがついたものがぶら下がっている照明器具の小さな電球を交換しようとするが、交換が非常に困難な構造になっており、しばらくトライしたもののギブアップ。
私も横からみながら、これ設計した人はメンテナンスのこと考えてないね、でも昨日オーナーさんは簡単に交換できると言ってたけど、などと口を出す。
で、割れたホヤ1個を除去し(これは電球は生き)、もう1個は切れたままで終了。

次にリビング側の天井からぶら下がっているシャンデリアタイプの照明器具。12個のうち1個の電球が切れていたが、このタイプの電球はないということであっさり終了。

特殊な小型電球

次に洗面所の洗面台と壁の間のシーリング材に真っ黒のカビが生えているのは
洗面台の黒カビ

全部こそぎ落とし、新しいシーリング材を充填して終了。
修理完了

周囲の扉にもカビははびこっていたが、こちらはできないとのこと。

最後に玄関の鍵交換。
これは5分もかからず交換完了したが、使いかた説明が初めて聞いたときは理解困難だった。日本でもこうなのかな?

鍵の説明書には、コンピュータABC鍵というような製品名がついている。
鍵はまわす持ち手のところが青色のが2本(タイプBと呼ぶことになっている)と、密封されたケースに入った黒色のが5本。黒色のは溝に特別の切込みが入ったAが1本とふつうのタイプCが4本。

鍵のセット

青色のは工事業者用。
部屋の引き渡しが完了すると、この家に住む人はタイプAで鍵を開ける。すると、タイプBの鍵はその後使えなくなる。その後、タイプAとタイプCは区別なく、この家に住む人が使用できる。

うーん、なかなかである。

午後は、会社のビルの地下1階のマクドナルドでピリ辛チキンのセットメニュー18元を食べたあと出社し、銀行口座開設に向かう。
いつもの人事の女性が一緒に行ってくれる。

銀行

まずは、書類に名前とパスポート番号くらいを記入するが、携帯番号がないと口座が開けないという。
それで、いったん中国移動通信(日本のドコモみたいな会社)のショップに行く。

携帯電話ショップ

日本の携帯電話でも同じだが、料金プランの選択枝がたくさんあり、ここでは無料通話何分とデータ通信何MBがついて月額いくら、これを超えると超えた分に応じて超過課金ということなのだが、データ量はどれくらいかは見当がつかないため、適当に下から3番目の月額128元のプランを選ぶ。日本のパケホーダイに相当するのはなかったようだ。

携帯電話、というか中国ではスマホ以外を使っているのは今回入国以後見たことがないが、中国移動で買うと無料通話や無料データ通信がいくらかついてくるが、スマホ自体が4000元、5000元などと高い。会社の人に聞くとたいてい1000元から2000元くらいで買っている。
それで、スマホ自体をここで買うのはやめて、携帯電話番号だけ選ぶ。中国移動の契約だけで約1時間。これは日本でもこれくらいかかるのでしかたないかな。

これで銀行に戻り、書類をいくつか書き、インターネットバンキングの暗証番号やを設定し、(全部で7,8回入れさせられた)ようやく終了。口座開設は日本ではこんなに大変ではないが、ここで1時間かかった。
因みにインターネットバンキングをやるためのPCに挿すUSBキーをくれる。
こちらの人はUキーと呼ぶ。

Uキー

最後にもう一度中国移動に行って、銀行口座引き落としの設定をして終わり。

会社に戻るついでに、通勤時に必要な日本のSuicaのような深センの地下鉄・バスに乗れる「深セン通」というカードを買う。50元か100元を自販機でチャージして使用するもの。そのカードのデザインがどれにする?と言われて、見るとハローキティ。
人事の女性がこんなのいやですよね?と言いかけたが、日本の誇るキャラクター、大好きなハローキティ、3,4種類あったが、キティちゃんがプールで泳いでいる水色のカードにした。

深セン通

今週の私の仕事は生活立ち上げと言ってもらっているので、その後、生活用品の購入に行く。
例のイオンに行き、昨夜目をつけておいたPanasonicの電子レンジを買う。
1500Wとか1000Wとか800Wとかいろいろ種類があり、Panasonicの手頃価格の598元のが1500Wなのに、もっと高級なタイプが798元で1000Wなのはおかしいので聞いて見ると、調べてくれて、両方ともオーブンは1000W、電子レンジは800Wということがわかり、シンプルな598元のに決定。
中国製のもメイダ、とかギャランツとかいろいろあったが、ここはもう信頼の日本ブランドで(製造は中国)。

送ろうかと言われたがすぐに使いたいので、持ち帰り用に紐をかけてもらう。
日本のように厳重にひもかけて、持ち手をつけてくれたりはしない。
単に二重にしたビニールひもを十字にかけただけなので、のびて持ちにくいし切れそう。

電子レンジ

教えてもらった地下鉄入口は路線が違い、数百メートルを歩く羽目に。熱中症になりそうなので途中冷たいお茶を買って休憩。残念なことにあまり冷たくなかったが、昔のものほど甘くなかったのでよかった。

で、地下鉄を乗り換えてどうにか帰宅。
シャワーを浴びて少し休み、日用品と食料品の買い出しに近くのスーパーへ。

スーパー

2階建てで日本でいえば郊外型のイトーヨーカドーと半分程度の規模。
食料品、日用品寄りで、衣類などは少ししかない。
「人人楽」という名前のチェーン店らしい。
基本的に肉・魚・野菜は量り売りだが、小分けしたパックもある。
食料品は日本より安いようだが、フライパンや鍋、プラスチック容器などは
日本のスーパーやホームセンターで買うよりは割高な感じ。
同じ中国製でも日本の方が極限まで安くする努力をしているのではないかと思う。
気が付いたのだが、このスーパーの欠点は日本ブランドのものは置いてないということ。醤油は海外に行ってもキッコーマン醤油が売ってるのがふつうのような気がしていたが、中国ブランドのものしかない。日本の醤油とは別物ではないかと不安になるが、とにかく醤油と砂糖がないと卵焼きもできないので中国製を買う。
大量の買い物はスーツケース(小)にガラスコップもそのまま突っ込みトイレットペーパーとさらにレジ袋1袋をスーツケースに載せて家に帰る。歩いて10分ほどなので、これだけ大量に買わなければちょうどいい距離。

今日の買い物成果

牛バラ肉と青梗菜の炒めものを作ったが、肉がスジが硬くて噛み切れず、本当に細かく切ったところだけを食べて、あとはあきらめ。こういう硬い肉は蒸してから焼くとかしないとだめだ。
ご飯は炊飯器が引っ越し荷物でまだ来ないので、電子レンジで炊ける容器で炊く。
これは以前北京にいたときに実績があるので、新しい電子レンジでもまあまあの炊きあがりだった。
おかずが不足なので、出発前に頂いたまぐろ佃煮を食べる。やっぱり日本のものは美味しい!

洗濯もご飯の前に回しておき、これは新しい洗濯機で、問題なくできた。
ただし、干すところがない。ベランダの物干し竿はすごく高いところにあり、手を伸ばしても届かず、風呂場のシャワーブースにはりがねハンガーをかけ、部屋のドアノブに小物洗濯ハンガーをかけて何とか干す。つっぱり棒みたいなものを買ってこないといけない。

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