中国渡航記

2014年印象深いニュース

2014年印象深いニュース

毎朝地下鉄駅で無料で配られる新聞「深セン都市報」より印象に残ったニュースを見出し程度で私の感想を交えて紹介。順不同。

画像の説明

1.カードが出てこなかったのでATMをぶち壊した女性

 銀行キャッシュカードがATMから出てこなかったのでATMをぶち壊してしまったツワモノ。原形をとどめない無残なATMの姿が掲載されていた。(捨ててしまったので月日不明)

2.エレベーターは魔物

 何階で停まってしまうかはあなたの運次第。偽ブランドのエレベータ製造業者が横行。××シーメンスエレベータ、××三星エレベータ、××富士エレベータというような怪しい業者が汚い工場で適当な部品を組み合わせて作っている。自動車の外観はみな違うので偽造は難しいが、エレベータの箱は似たようなものなので偽造は簡単だそうだ。(2014/11/19)

3.高倉健逝く

 高倉健は中国でも人気ということで、裏面トップに特大写真入りで哀悼の記事が掲載されていた。国は違っても共感できることがあるということには救いを感じる。(2014/11/19)

4.十種現代病

 ネット世代の最近の若者がなりやすい10種の現代病を面白おかしく掲載していたので2つほど紹介。どこにいっても先ずWiFiのパスワードは何?と聞く。中国の人は仕事でPCをつなぎたい場合でも、スマホでもとにかく無料のWiFiにつなぎたがるのは実感がある。食事の前に、箸を動かすな、写真撮るから!と言うのも口癖になっている。これは日本人でも多いと思うし私もよくやる。(2014/11/18)

5.手術室で自分撮り

 ベッドに横たわった患者の周りで執刀医他数名がポーズを取って写真撮影したものが微信(LINEの中国版)にアップされた。非難の意見と、プレッシャーに耐えて何時間もかかって難手術を成功させた記念に写真を撮る気持ちはわかるという意見が紹介されていた。日本ではアルバイト店員が商品の冷凍ケースに入って撮影、というおふざけがあったが。(2014/12/22)

6.一週間5万歩で賞品

 深センマラソンが2014/12/7にあったが、それに関連した健康増進活動か、12/7~12/13の間に5万歩を歩いたら公認の深センマラソン栄誉証書や何かがもらえるとのこと。1週間で5万歩は1日7千歩強なので私にとっては楽勝だが、この辺りの人はあまり歩かないようである。(2014/12/9)

7.日本人から盗むのは犯罪ではないと思った

 深センのハッカーが大量の日本人のアップルユーザーからメールアドレスとパスワードを盗んで、ゲームのアイテムを買った件で裁判が行われたが、被告人は日本人から盗むのは犯罪にはならないと考えたとのこと。何とか教育・キャンペーンの影響か。(2014/12/3)

8.地下鉄で飲食しないのは文明の常識

 深セン地下鉄の中で禁食にすることを法規に入れるかという議論があったが、実際に深セン地下鉄のなかで食べている人を見ることがないので沙汰やみになったらしい。確かにここの地下鉄はきれいで、ものを飲んでいる人もいない。私などつい水くらい飲みそうになったことはあったが。日本の地下鉄ではどうだったか?(2014/11/16)

9.女性乗客が地下鉄職員を殴打

 顧客サービスセンターの対応に腹を立てた女性乗客が室内に乱入し、女性職員を殴る、髪を引っ張る、スチールの椅子で殴りつけるなどの乱暴狼藉を働いているのが監視カメラに一部始終記録され公安で取り調べを受けた。最近あまり見ないが公共の場所で大声で口論しているのは女性の方が多いと思う。10年ほど前にレストランで夫婦の修羅場に遭遇したことがあり、女性が食器を床に叩き付け、こちらにも皿が飛んできてびっくりしたことがあった。(2014/12/23)

10. 7歳の息子が酔いつぶれた父親を電動三輪車で搬送

 これは年明けすぐのニュースだが、広西省で父親が酔いつぶれたので、7歳の息子が電動三輪車の荷台に父親を載せ、20数キロ離れた自宅まで運転して連れ帰ったとのこと。あっぱれ、という見方と無免許運転への批判、など両面あるようだが、こういう物議をかもすようなすごい子供のことを熊っ子と呼ぶようだ。親孝行ではある。(2015年1月某日)

(2015/1/11)

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