中国渡航記

換気扇フィルター交換

換気扇フィルター交換

 大家さんから電話があり、今夜ガスレンジのところの換気扇フィルター交換するから都合はどうか、と言う。そんなに突然言われてもだが何とか約束の夜9時までに帰宅。

交換前 交換後 

 私の住むアパートの換気扇は写真のように、ロート状の網フィルターの下部に油受けのプラスチックカップが付いたもの。日本の自宅のは平面状の網フィルターのため、油がたくさん付着するとポタッと落ちてくるが、これはカップが満杯になるまでは落ちてこない優れものである。

 大家さんが自分の家のを取り換えるためについでにもう一つ買ってくれたのか、ひとつ買ったらひとつプレゼントでもらったのか知らないが、とにかく取り換えてくれるのだからいいだろう。もしかしたら、上海の不動産価格が大幅値上がりしているという理由で、6月の契約更改時に10%強も値上げされたためその代わりに?ただで換えてくれたのかもしれない。

 大家さんはフィルター取り外し用のドライバーを一応は持ってきていたのだがサイズが合わないようなので、大きなプラスドライバーを貸してあげる。

 手が油でべとべとにならないよう、使い捨てのポリ手袋がないかと聞かれたが、必要なら最初から持って来てほしいものだ。それで代わりにキッチン用ペーパータオルをくれというので渡す。新しいのに取り換えたあと、古い方をペーパータオルで拭ってきれいにしている。それは捨てるのではないのかと尋ねると、うちの他にも貸し部屋を持っており、うちから外したお下がりを(恐らくもっと汚れているであろう)そこの家に回すとのこと。

 結局うちの交換は割りと簡単に終わったけれど、外したフィルターをきれいにするのに相当の時間をかけ、使い始めたばかりのペーパタオルは半分くらいの太さにやせほそったのであった。

 持ち帰り用、ゴミ用などにレジ袋を何枚もあげて、ゴミを置いていこうとするのを何とか持ち帰ってもらって、ようやく終了。いろんな修理業者に限らず、その家のものを使う、というのが中国流である。

(2016/7/24)
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