中国買物編

あまり売ってない物1

あまり売ってない物1

中国買物編ではこれまで、何がいくらで買えるか、日本より安いか高いかといったことを中心にお伝えしてきましたが、そろそろ大体わかったからもういい、という頃だと思います。
よってこれからは、中国ではなかなか売っていないもの、買うのに苦労したものについてレポートします。正確には、中国とは言っても上海など日本人がより大勢居住しているところでは普通に買えるかもしれませんので、深センでは、ということになります。

まずは、コーヒー関係です。
インスタントコーヒーでないコーヒーを一人で簡単に飲むためには、日本にいたときも豆を挽いた粉をドリッパーで淹れていました。
必要なものは、コーヒー粉、紙フィルター、ドリッパー、コーヒー用クリーム、の4点です。

コーヒー粉は売っている種類が少なく、かつ高いです。私がイオンで購入したのはUCCコーヒーの一番安いもので180g 72.8元(1238円)でした。

UCCコーヒー粉

紙フィルターは、イオンの10元ショップで10元(170円)で買いました。

紙フィルター

ドリッパーが難物で、私の価格イメージは、日本ではダイソーで売っているので、100円です。中国ではいいとこ10元か、せいぜい20-30元というつもりでした。

ところが、これが一般のスーパーでは売っていません。
人人楽では無理でも日系のイオンならあるかと思って店員さんに尋ねてもまるで見当外れなものを案内されたりします。絵を描いて見せてもです。
中国の人は家ではほとんどコーヒーを飲まず、したがってドリッパーなどというものは知らないので、聞かれてもわからないわけです。

万象城の中にある外国人向けの高級スーパーと、買物公園(COCO PARK)の中に入っている無印良品では見つけたのですが、ともに100元強(1700円強)で、私の価値観から行くと髙過ぎます。

そこで、自分で作れないかと考え、ビールの缶を開いて漏斗の形に作ろうかとか考えましたが、カップに安定に乗るように台の部分を付けるのも面倒なのと、手持ちの小さなハサミでは、ビールのアルミが意外と硬くて簡単に切れないことからあきらめました。

それで結局、万象城・高級スーパーでハリオの109元(1853円)のものを買いました。日本製でグッドデザインマークが付いていてなかなかカッコいい、ということで自分を納得させました。

ハリオのドリッパー

次に問題になるのは、コーヒー用クリームです。日本では40個入って198円とかで売っていますが、こちらでは、スーパーで探してもないし、スターバックスコーヒー店に行ってもコーヒーに入れるミルクは牛乳なので、ないものだと一時はあきらめていました。

ところが、あるとき練乳(コンデンスミルク)がイオンで売られているのに気が付き、これを買い求めるととろっとクリーミーで甘くなく、コーヒーや紅茶に入れるのに最適でした。16.8元(285円)でした。

練乳

しばらくとても満足して使用していたのですが、缶をあけたあと10日ほどで脂肪分が分離しはじめ、コーヒーにいれてもぼそぼそした感じになり3分の1も使わない状態で捨てるはめになってしまいました。

ところがさらに、早朝出張前に深セン空港のバーガーキング(中国名は漢堡王=ハンバオワン)でハンバーガーとコーヒーを頼んだら、日本で見慣れたミニカップ入りのコーヒークリームが出てきたのです。その後マクドナルド(中国名は麦当労=マイダンラオという)でも出てくることがわかりました。中国でハンバーガーのセットは何も言わないとコーラだし、コーヒーだと追加料金を取られるので気がつかなかったのです。

ハンバーガー店にあるならやはりどこかで売っているかもしれないと、もう一度気を付けて見ていると、イオンの乳製品売場の片隅にありました。日本だと袋に入っていますが、これは意表をついて箱だったのも見つかりにくかった原因の一端と思います。20個入り9.9元(168円)。

コーヒークリームの荷姿

コーヒークリーム

世界の観光地の絵がついていて、コーヒーを飲む前に楽しめます。
分量は日本の2倍か3倍くらいあります。1個15mlでした。

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