中国買物編

売ってなかった物1

売ってなかった物1

中国では日本食を食べに行かない限り、とんかつとかエビフライと言ったパン粉を使った揚げ物にはお目にかかれません。そして現地採用の身では高い日本食屋には日本人の同僚に誘われない限りはふつうは行きません。
でも、とんかつはやはり代表的な和食であり、たまには食べたくなります。
そこで自分で作ろう、となるわけです。料理を作るのは好きだし揚げ物用の鍋は既にあり、唐揚げなどはときどき作っています。

とんかつを揚げる手順は、豚肉に塩コショウをし、小麦粉をまぶす、とき卵につける、パン粉をまぶして揚げる、です。パン粉だけまだないので例によってイオンに買いに行きますが、いくら探してもみつかりません。
そこで店員に聞きます。パン粉は辞書を引くと、中国語では面粉、または面屑とあります。パンのことを面包(ミェンバオ)というので、面がつくわけです。

まずは面粉(ミェンフェン)で聞くとこっちだというので、おお、よかったあったのか、と思ってついていくと、残念、パンを焼くための強力粉でした。
粉がいけなかったかと思い、面屑(ミェンシエ)で言い直すと、聞いたことがない、で行き止まり。

これは半ば想定された事態で、なければパンを削って作ろうと予め考えており、しかもフランスパンがちょうどさらにいい塩梅に硬くなっていたのをとっていたので、豚ロース肉だけ買って家に帰りました。

どうやって削るか?これは簡単です。大根おろし器、日本の100円ショップで買ってきたもので、これでガリガリ削るとうまい具合にパン粉になりました。

大根おろし器

これで揚げたとんかつがこれです。
余った卵とパン粉で玉ねぎも揚げました。

完成したとんかつ

因みにとんかつソースもしくは中農ソースも売っておらず、欧州製品でもそういうものはなく、たぶん欧州ではソースは料理に合わせて作るものなのだろうと想像し、前からこれだけはあると目をつけておいたオタフクのお好み焼ソースを買いました。焼きそばソースと迷いましたが、焼きそばソースはとろみが少ないかもと思ってお好み焼ソースにしました。

なかなか美味でした!

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