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常磐線利根川橋梁架け替え

常磐線利根川橋梁架け替え

常磐線利根川橋梁 天王台側から

2013年12月7日(土)夕刻から8日(日)早朝にかけて、常磐線利根川橋梁架け替え工事が行われました。この工事実施については、常磐線車内や駅にて事前に案内がなされていましたが、私は12月8日午前中に大事な用事で東京に行く必要があったため、運行状況に注目していました。

金曜日の帰りには土日の列車運行予定について駅員の方に念のため確認し、日曜早朝に無事工事が終了して常磐線中距離電車が通常通り動いていることを駅に電話で確認しました。
朝は用事の方で頭がいっぱいだったので、電車が無事動いてくれさえすればよく、それ以上鉄橋のことは考えませんでした。
無事用事も済み、帰りの上野発の常磐線に乗ってから、「そうだ、新しい鉄橋はどんなのだろう、見てみよう。」という気になって、列車の最前部まで移動しました。

ところが、
「ん?おかしい。これは旧い方の鉄橋を走っているのではないか。どう見ても右側の鉄橋の方が大きくて新しいのに、この電車が走っている鉄橋は小さいし、いたるところが錆びて茶色っぽくなっている!」
と気が付きました。そのときスマホで撮ったのが下の写真です。

これは旧い方では?

駅で降りたあと、駅員の方に、鉄橋を架け替えたというけど、旧い方の鉄橋を走っているのはどういうことなのかと尋ねてみたのですが、「いやー、専門の人がちゃんとやって確認もしているのでそんなことはないと思います。自分は見てはいないんですが。」ということで疑問は解決しませんでした。

帰宅後ネットで調べてみると、今回実施したのは上り線の線路切り替え工事だけで、下り線の線路切り替え工事は2014年度中に実施、その後現橋梁の撤去工事が実施されることがわかりました。

日刊建設工業新聞
JR東日本/常磐線利根川橋梁架替が完了/レール締結式開く [2013年11月12日4面] を参照。
http://www.decn.co.jp/?p=1984

これで疑問が解決!
本日12月15日、改めて上り線、下り線の順で見てきました。
鉄道ファンの方がすでに動画を色々アップされているのでいまさらではありますが写真をご覧ください。
動画ではわかりにくい細部に興味深いものがあります。

常磐線利根川橋梁 取手側から

取手駅を上野方面に向かって出発。

前方左端に見えるのが常磐緩行線/千代田線の橋梁。

真ん中が常磐快速線の新橋梁。

右端には写っていないが先の方に常磐快速線の現橋梁がある。

現橋梁上り線への線路は取り外された跡が残っている。


新橋梁入口

新橋梁入口。

下り線はブロックされている。


新橋梁上

新橋梁上の線路。

閉床式となっているため、強風に強いとのこと。

現橋梁の下り線と比べると、格段に乗り心地がよくなった。
ガタン、ガタン、ガタンッ という音があまりしない。
砂利が敷かれているせいか、非常に静か。


新橋梁出口

新橋梁出口(天王台側)。

下り線はフェンスでブロックされている。


出口線路切り替え部

新橋梁出口の少し先。

写真右下に、新橋梁に敷設された下り線レールのちょうどここまでで切れている端っこが見える。


天王台駅

天王台駅到着。

ここで降りて下り列車に乗り換える。


スーパーひたち

待っている間に上りスーパーひたちが通過。


常磐線中距離電車

下り常磐線勝田行きが到着。

これに乗車。


もうすぐ鉄橋

利根川橋梁へのアプローチ。


切り替え部分

上り線切り替え部分。

現橋梁の上り線はフェンスで覆われている。


切り替え部分 工事直後

上り線線路切り替え部分。
(工事直後の12/8撮影写真)

上り線の旧レールが切り離された生々しい跡が見える。


フェンスがいっぱい

工事用のフェンスが立ち並ぶ。


左が現橋梁 右が新橋梁

現橋梁下り線(左端)を取手方面へ進行中。

現橋梁は1963年に架けられたもので、補修を重ねて使用されているが、地盤沈下の影響などもあり線路は上下左右に波打っているのがわかる。
なお、橋の中央部は1920年に架けられたものがベースになっている由。

現橋梁は上下線が独立した橋だが、右側の背が高い新橋梁は上下線共通。


現橋梁入口

現橋梁入口。

茶色の錆びが出ている。


現橋梁上

現橋梁は、開床式。

新橋梁に比べて、騒音、振動が激しい。

運転台右端に置かれた運転手さんの黒いバッグが撮影の邪魔^^;
(運転手さん、ごめんなさい)


取手駅到着

取手駅到着。

こちら側からも現橋梁上り線へのレールが切り離された跡がわかる。


以上で報告を終わります。

(2013/12/15)

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