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御朱印集め(35) 瀧原宮(たきはらのみや)
皇大神宮(内宮)の別宮で、三重県度会郡大紀町(わたらいぐんたいきちょう)滝原に鎮座する。内宮に早朝参拝後ホテルで朝食をとり、高速道路を使って50分ほどで到着した。
御由緒
現在の皇大神宮(内宮)の地に鎮座される前は、この地に鎮座されていらしたということだ。雰囲気もこの別宮が、いちばん皇大神宮に似ていると感じられる。
御祭神
瀧原宮 天照大御神御魂(あまてらすおおみかみのみたま)
瀧原並宮 天照大御神御魂(あまてらすおおみかみのみたま)
注.「並宮」の表記は、神宮公式サイトの記載にしたがった。神宮公式パンフレットでは、並の字が立をふたつ横に並べた「竝宮」として記載され、内容も公式サイトとは少し異なる、というよりかなり詳しいのだが、それによると、天照大神を二宮に並べてお祭りするのは、皇大神宮に天照大神を、同別宮の荒祭宮に天照大神の荒御魂を奉祀する姿の古い形といわれているとのこと。瀧原並宮については、天照大神の荒御魂ををお祭りしているとも考えられるとのこと。
境内
御手洗場
内宮と同様に河畔に御手洗場があるが、こちらの方が山奥感が漂う。
参道
杉の木立に囲まれた雰囲気は、内宮とよく似ている。参道に巨木が生えて、自然と一体化しているようだ。
古殿地の前から立ち並ぶ社殿を望む。
瀧原宮(たきはらのみや)
御祭神
天照大御神御魂(あまてらすおおみかみのみたま)
瀧原並宮(たきはらのならびのみや)
御祭神
天照大御神御魂(あまてらすおおみかみのみたま)
若宮神社(わかみやじんじゃ)
瀧原宮の所管社。
御祭神
表札に若宮神とあるが、詳らかではなく、天水分神(あめのみくまりのかみ)との伝説が残るとのこと。
長由介神社(ながゆけじんじゃ)
瀧原宮の所管社で、同じく所管社である川島神社が同座されている。両社ともきわめて古い由緒とされているが、詳細は不明とのこと。
御祭神
長由介神
川島神
と表札に記されている。
御船倉(みふなぐら)
古殿地に覆屋がふたつ並び、その右手に建つ小屋が御船倉。「御船殿」とも呼ばれ、「儀式帳」にも「御船殿一宇」とあり、古くから存在する建物。御船倉は、現在、正宮はじめ他の宮社には存在せず、瀧原宮のみにあり、式年遷宮の度、他の殿舎とともに造営されているとのこと。
多岐原神社(たきはらじんじゃ)
瀧原宮から約6キロメートル離れた地に鎮座する内宮の摂社。ご祭神の真奈胡神は宮川の急流に困られた倭姫命を助けたことからこの地にお祀りされているとのことだが、域外のため今回は参拝していない。
御朱印
倭姫伝説 瀧原宮の起源
瀧原宮大祭運営委員会による漫画風解説が、鳥居の外、道路の向かい側にあった。
以上
(2022/6/12)