御朱印集め

御朱印集め(43) 愛宕神社

御朱印集め(43) 愛宕神社

 茨城県笠間市の愛宕山頂(306m)に鎮座する愛宕神社を訪れた。

御由緒

 日本三大火防神社の一社とされ、第51代平城(へいぜい)天皇御代大同元年(806年)に徳一大師により開山創建されたと伝えられおり、全国に800以上ある愛宕神社の中でも有数の歴史を誇る(社務所で頂いたパンフレットによる)。

 なお、三大火防神社のあと二社がどこなのかは簡単に調べた限りではわからなかった。

主祭神

 火之迦具土命(ほのかぐつちのみこと)

相殿神

 火結命(ひむすびのみこと)

 伊耶那美大神(いざなみのおおかみ)

 水波女命(みずはのめのみこと)

 埴山比売命(はにやまひめのみこと)

 主祭神の火之迦具土命(ほのかぐつちのみこと)は、相殿神となっている伊耶那美大神(いざなみのおおかみ)が生んだ火の神で、このとき伊耶那美大神は女陰に大火傷を負ったことで亡くなってしまう。火結命(ひむすびのみこと)は、相殿神となっているが、主祭神の火之迦具土命(ほのかぐつちのみこと)と同一神と思われる。

 水波女命(みずはのめのみこと)は、古事記では弥都波能売神(みつはのめのかみ)と書かれている水の女神で、伊耶那美大神が大火傷の病床で苦しむなか、垂れ流された尿から成った。

 埴山比売命(はにやまひめのみこと)は、同じく波邇夜須毘売神(はにやすびめのかみ)と書かれている土の女神で、伊耶那美大神が垂れ流された大便から成った。

 ということで、火の神、水の神、土の神とこの三柱を成した伊耶那美大神をお祀りして火防神社としているのであろう。

 

境内

 冒頭写真の大鳥居からは、長い石段がつながり、これは最上部の石段。この日は、腰痛のために駐車場のあるこのすぐ下までは車で上がって来てしまった。登り切ったところに拝殿が建つ。

 拝殿前の狛犬と石灯籠。(腰痛のため、拝殿正面写真は撮り忘れ)

 拝殿(左)、本殿(奥)、社務所(右)。

 神社からの南方向の眺望。霞ヶ浦が見えていると思われる。

御朱印

 御朱印帳の隣のページに墨と朱がうつらないように挟んでくれた紙は、「悪態まつり」のときのものらしい。

 盗賊除御璽というのは珍しいのでいただいた。

お札や御朱印、お賽銭などは日本の神社存続のために、ケチらないようにしている。

以上

(2022/11/6)