深センマラソン
深センマラソン大会が行われるということを、地下鉄駅構内で無料で配られている新聞「深セン都市報」で知り、若いころ青梅マラソンに出場するなどランニングが好きだった私は、スタート場所まで見に行った。
8時出走のため、7時半に会場に着くように行ったのだが、地下鉄の中にはゼッケンをつけた人たちや応援の人が大勢乗っており、ちょっと遅いのではという感じだった。
会場に着くと、ハーフマラソン(半程馬拉松)の人は、先に荷物を預けて(先存包)から安全検査(後安検)を受けるようにとの看板がある。
道路には荷物を預けるトラックが停まっている。ハーフマラソンのゴールは別の場所なので、荷物をそこまで運ぶのだろう。
安全検査(空港にあるのと同様のX線検査装置)のゲートに入ろうとするとナンバーのある出場者の人しか入れないとのこと。仕方なく、会場が上から見える上の道路に上がろうとしたのだが、いろんなところに柵が設けられており行き方がわからない。
仕方なく、安全検査ゲート付近に戻ると、チケットを持っている人は出場者でなくても入っている。うーーん、入場券が必要だったのか。前売りだったのだろうか?当日売りの場所はなさそうだし。
しかたない、ここからでは出走場所は見えないのでランナーが走り出てくる深南大道に先回りしていよう、と考え大通りに出ようとすると、おじさんがチケットを配っている。なんだ、無料じゃないか。
このチケットを見ると、8:00にならないと会場内には入れないことがわかる。つまりスタートの瞬間を観客は見ることができないのだ。
安全検査を抜けて広い市民センター前の広場を横切って前方に進むともうスタートしている。
LEDビジョンにスタートの様子が映し出されている。
遠くから見ると実際に走っている人は見えず、この画面だけが見える。
深センの高層ビルをバックに深南大道を走る。
これは気持ちよさそうだ。
来年は走りたい。
因みに深センの空気はきれい。
企業の広告塔の役を担う人やグループも多い。
貴重品は預かってくれないので、大会配布の袋に入れて背負って走る。
上空にはリモコンヘリが。
しっかりお化粧をしたこのおねえさんたちは何で走ってないんだ??
そろそろ帰ろうとすると今度は柵のところから出られない。前の人が文句を言っているが、大会委員の人から、もともとここは侵入禁止のところだから閉まっているのだ、と言われており、では反対側に行くとどこも柵があって出られない。
やむなくぶらぶらしながら大通り沿いに並んでいる仮設トイレで用を足す。
前方に38台のトイレ、という表示がある。たくさんのトイレがあると示すことでトイレに殺到することを防止しようということかと思うが、会場入口前の10台ほどしかないトイレに殺到していたのは残念。
会場のどこどこに何台トイレがあるという表示が会場入り口前にあるとよかった。
この仮設トイレはなかなかうまくできている。大便器、小便器がひとつのユニットの中にうまく配置されている。
そのうち状況が変わり、さっきの場所は通れるようになり、来年もしかしたら出場するときのために受付の手順などを確認しながら帰る。
身分証明書呈示
↓
情報をスキャンして読み取る
↓
係りの人からマラソン装備を受け取る
↓
大会参加袋の裏の情報を確認
日本のマラソン大会のように近所のおばさんが豚汁を作って出してくれる、というようなことはなく、商業的に水やパンや、菓子などを売る仮設店舗が立ち並んでいた。
深センマラソン大会の概要
深セン都市報他に以下のように書かれていたので紹介する。
種目: フルマラソン、ハーフマラソン、6Km
開催日: 2014年12月7日(日)
参加者総数: 約15,000人、うち外国籍は、30か国・地域から100名弱。
コース: フルは、福田区の市民中心南広場から深南大道沿いに南山区のどこかで折り
返し市民中心南広場までの42.195Km。
ハーフは、フルの折り返し点まで。
6Kmはその辺で折り返してスタート地点まで。
賞金: フルは、1位で2時間10分以下(未満?)だと3万ドル(USD)、それ以上か
かると2万ドルなど。
優勝者: エチオピア人 2時間16分21秒
深セン選手最速: 2時間39分32秒
フルマラソン完走率:92%
(2014/12/11)
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