製作記事

雪モジュール追加

雪モジュール追加

 これまで製作したモジュールの季節設定としては、駅モジュール=春、海モジュール=夏、山モジュール=秋となっている。冬を表現したモジュールは、このモジュール化レイアウト完成時に既に製作したいと思っていたのだが、この度、雪モジュールとして製作することにした。

 雪モジュールは、以下の基本レイアウト図上で、小回りのローカル線地上部分に設置する。これまでの3モジュールのように、枠組みのあるレイアウトボードではなく、660mm×300mm、厚さ5.5mmのベニヤ板上に構築し、地上(畳)との段差を抑えている。モジュール上に載っている線路はS280 4本のみだ。雪モジュール上のホーム長の関係で、雪モジュール右側入口のポイントの位置は、これまでのレイアウトより140mm右側に移動した。

 渡り線付きレイアウトの場合は、以下のようになる。渡り線を運転する際には、電源切り替えを行うために一旦停止を行う必要があるが、何もないところでの一旦停止は必然性に欠ける感がある。そこで、駅を設けてしっかり停止して電源を切り替えよう、という発想からこの位置に駅を設け、その背景を雪景色としたわけだ。よって、雪モジュールは、最初に渡り線付きレイアウトで発想し、基本レイアウトはそのあとの展開となっている。基本レイアウトで、本線上ではなく、引き込み線上にホームが設けられているのはそのためである。

 

完成した雪モジュール

 レイアウトボードが単なるべニア板なので、レールは釘打ちせず、ボンドで接着した。また、雪で覆われるが、バラスト撒きは行った。

 駅は、TOMIXの4202木造駅舎セット(グリーン)と4003対向式ホーム延長部セットを新たに購入して使用した。

 今回の一連のモジュール化レイアウトでは、電飾はしてこなかったのだが、雪モジュールに関しては平原に杉の木と駅があるだけだし、真っ白な雪景色のなかに建つ駅舎に灯りがあればきれいだろうな、ということから電飾を施した。下写真は、駅舎を底面から見たところで、円形の穴の向こうに白色LEDで照光されたアクリル製の拡散板が見える。これは、TOMIX の0733室内照明ユニットの余りを待合室の大きさに合わせてカットしたものだ。電源は、線路から取ると旧式のコントローラのため列車の速度によって明るさが変動するのと、配線をコントローラまで延ばすのがいやだったので、手持ちの12VのACアダプターを使用した。

 因みに雪は石膏である。焼き石膏を水に溶いて刷毛で塗った。最初はしゃばしゃばで全く粘り気がないが、しばらくするとあっという間に固くなってくるのでタイミングが難しい。いったん固まってしまうと、砕いて粉にして水に溶いても使えない。しかし、灯りに照らされるとホームの雪が氷のように青光りして、なかなか雰囲気が出ている。

渡り線付きレイアウトに組み込んだ状態

 これで、春夏秋冬の四季がそろった。

 雪モジュール接続部の2本のレール、C541-15とS140は、白く石膏を塗るべきかとも思ったが、この2本のレールのみ特別管理をするのは面倒なので元のままとした。ポイントのそばなので、消雪設備が備わっているのかもしれない(笑)。

 雪モジュールの右上端に挿してある黒いコードは12VのACアダプターのもの。壁のコンセントが近くなので、コントローラから取るより配線がすっきりできる。

 

 雪のホームには、183系特急あずさがよく似合っている。

走行動画

俯瞰

 全景

 

 あずさ追いかけ

 

 あずさ駅通過

 

 あずさ駅通過(夜景)

 

前面/後面展望

 左回り駅一時停車前面展望

 

 右回り駅一時停車前面展望

 

 右回り通過線前面展望

 

 左回りホーム一時停車後面展望

 

 夜景右回りホーム一時停車前面展望

 

 夜景左回りホーム一時停車後面展望

 

以上

(2022/12/4)