最新レストラン注文方法
最近会社の入るビルの地下に新しいレストランが開店したので昼食を食べに行った。入ると紙のメニューが渡されて、注文するものにチェックするのはよくあるやり方だが、見るとテーブルの隅にQRコード(二次元バーコード)が貼られている。これをスマートホンで読み込むことでも注文ができるというのだ。
早速やってみる。スマホで、最近日本でも中国人観光客対応で導入されつつある支付宝(アリペイ)の画面からこのQRコードをスキャンするとメニューが表示される。
食べたいものにタッチして、注文を確定するとその場で支付宝(アリペイ)決済されてあとは食事が運ばれてくるのを待つだけ。
ブリの照り焼き定食。網で焼いたのではなくフライパンで焼いた感じなのでイマイチだけど、許容範囲。
テーブルの番号1Cは、QRコード上に含まれているので場所を間違われることもなく、かつ四隅にQRコードは貼られていいるので相席でも場所を特定できるのだ。もちろん4人で行ったときは誰か1人が注文すればOK。今回は2人で行ったのだが、経験のためそれぞれで注文してみた。
レシートは店でもらえる。このボリュームでこの値段は、まあ釣り合っていると思うが、私には日本食の昼定食は量が多すぎて太るので普段は食べない。
私が感心したのは、日本だと席に、注文用の大きなLCDとタッチパネルがついた専用端末またはiPadのようなパネルコンピュータがあって、それで注文する所はあるが、ここは店にそういう設備はなく客のスマホを使わせるというところだ。これだと店側で注文を受けるためのソフト開発だけは必要なものの、各テーブルに置く設備の投資が不要である。上海の人はほぼ100%の人がスマホを使っているのでこういうサービスが可能になるのだと思うが、こういうところは中国人は商売上手で日本より進んでいる。
言い換えると、日本人は新しいサービスを始めるためについつい新しいシステムを開発してしまうが、中国人は新しいものを発明するのは苦手でも既存のインフラを利用して新しいサービスを創出するのは得意なのではないだろうか。
(2016/11/20)
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