Nゲージ動力車の修理(2)
651系スーパーひたち(KATO製)が動かない。30年前のものなので捨てようかと思った。しかし、他の車両も押さないと動かないものがあり、少し整備しようと思い立った。
下写真は485系かもめエクスプレス(TOMIX製)の動輪。べったりと黒い汚れがついている。TOMIXのレールクリーナーを綿棒につけて清掃。ゆっくり走らせて止まったところで裏返してまた清掃。これを何度か繰り返してほぼ順調に動くようになった。
スーパーひたちも動輪を観察。これも汚れているが、こちらはうんともすんとも言わないので、今見えている面しか清掃できず、清掃後に動かそうとしても全く動かない。
そこで、一旦捨てる気になっていたので、だめでもともとで分解した。
クリーム色の板の外し方がわからなかったが、ネット検索したらYouTubeで見つかった。下写真の中央部の4本の爪が固かったのだ。
モーターがむき出しになったので、モーターに直接電源をつなげて動くかテスト。
動くことがわかったので、給電系の問題と切り分けられた。つまり、レールから車輪で集電し、それを何枚かの銅板(真鍮板?)を経由してモーターまで伝える構成だが、どこかで接触が悪くなっているということだ。
一番汚れていたのは、車輪の台車から銅板への接点で、銅板がかなり黒く汚れていたので、レールクリーナーで清掃した。上写真は清掃後だが、赤丸で囲った部分を上下1セットで4か所清掃した。この他もモーター端子との接触部など、すべての接触部を清掃した。
ここまで組みなおしたところで走行テスト。
無事に動いた!
室内照明ユニットと車体を組みなおして完成。
走行テストOK。ゆっくり動かして、止まるところで、裏返して車輪をクリーニングしてはテストを繰り返し、止まるところがなくなったところで終了。
以上
(2022/12/4)