ブログ

スキー復活

スキー復活

 約20年振りにスキーを復活した。既に4回行った。用具は処分済みだったので、板、靴、ストックを新調した。ウェアだけはつなぎスタイルの以前のものが着れたのでそのまま使用。

 1月末の平日にハンターマウンテン塩原に日帰りで行った。以前、冬はスタッドレスタイヤに履き替えていたのだが、今回は前のクルマのスタッドレスで駄目なときの緊急用に用意してあったスチールのチェーンが今のクルマでも着用できることを確認し、AWD(四輪駆動)なのでノーマルタイヤのままで行くつもりだった。しかし、もう用具まで買ったのだからこれから何度も行くだろうと考え、1週間前になってやはりスタッドレスを買うことに方針変更した。

 下調べはしてあり、リアル店舗ではアルミホイールとセットで4本12~13万円もすることがわかっていたので、ネットで買うことにした。ダンロップ ウインターMAXX WM01という前年モデルでサイズは205/55R16、価格は85,000円、愛知県のショップから関東地方への送料6,000円のものをAmazonで発注し、3日後にゲット。早速装着し、セルフのガソリンスタンドで規定の空気圧にセットして空気を入れようとするがこれ以上は入らない。よって規定圧が入っていると思ってこれでスキー場往復したが、ごつごつと非常に硬い乗り心地だったので、あとでディーラーで見てもらったら規定圧2.2-2.4Kg/㎠のところが3.0Kg/㎠も入っていたことがわかった。出荷時にパンパンに入れているのだろうか。

 さて、ハンターマウンテン塩原スキー場は、昔の鶏頂山スキー場がずいぶん広いスキー場に拡張されたものだと思っていたら、鶏頂山スキー場は廃止され、これは全く別物だそうだ。斜度は上級者用で30度~25度と手頃だが、いまは圧雪車できれいにならされておりコブがほとんどない。このためか長年のブランクにもかかわらずすぐに前と同じように滑ることができた。スキーを滑る夢をたまに見ていたので久しぶりでも滑れるだろうと思っていたが、思ったとおりである。自転車と同じで身体が覚えているのだ。写真は、平日の一番下の方のコースだが、ハーフパイプが作られており、来場者はボーダー対スキーヤーが7:3から6:4くらいの比率だ。昔はボーダーが上から滑り落ちて来たり、ゲレンデのいたるところに座り込んでいたりして怖かったが、今はまばらにしか人がいないのでボーダーが怖いということもない。

ハンターマウンテン塩原スキー場の写真

 ところがひとつ大問題が。転ぶと起き上がれないのだ。緩斜面で一度転んだら全然立てない。若い頃は手袋を絞ると水が出るくらいに何度も転んでは起き上がっていたのに、腹筋力がないのか身体のバネがないのかまるで立てない。やむなくスキーを外して立ち上がった。この経験から、あのモーグルの上村愛子さんの「スキーがうまくなるカラダのつくり方」という本に、ジムなど行かなくても自宅でスクワットさえやればよいというようなことが書かれていたので、日常的にやっているウォーキングに加えて毎日スクワットを何種類かと腹筋をやるようにし始めた。なお、自宅のカーペットの上でスキーを履いて横倒しになって起き上がる練習もしてみたが全然立ち上がれなかった。

 それと、これは問題ではないかもしれないが、一生懸命滑り降りてくると太ももがパンパンに痛くなってくるので筋肉痛が出るかと思ったら、翌日も、中高年なので出てくるだろう二日後、三日後も何も出て来ない。スキーは重力の法則に従って上から下に降りてくるだけで、それに若干のコントロールを加えているだけなので、あまり筋肉は使っていないということなのか、それとも筋肉痛も出ないほど身体が枯れてしまっているのか。いまでも植木の剪定をすると腕や腋の下あたりの筋肉が二日後にはかなり痛むので枯れてるということはないと思うのだが。あるいはスキーはわりと慣れているので余計な力を使っていないのか。因みに私より少し年下の妻も筋肉痛は全く出ないようだ。

 このあと、2月の頭の日曜日にもう一度同じところへ高速を使わずに一般道だけで行った。自宅からだと、高速利用では常磐道→北関東道→一般道→日光宇都宮道路→一般道→日塩もみじラインというルートになり時間は最短でも遠回りで高速代がかかるため、294号→408号→4号でほぼ直線の最短距離で那須塩原まで行ける一般道ルートにしたのだ。時間もほとんど変わらずガソリン代と日塩もみじライン代だけで済むので経済的である。日曜でもゲレンデの込み具合はたいしたことなく、リフトも5分も待つようなことはなかった。ただし、2月の3連休に行った息子はハンターの駐車場の手前で渋滞し、結局駐車場は満車でスキー場手前の臨時駐車場からスキー場までシャトルバスに乗ったということなので、都心から近いこともあり混むときは混むということのようだ。

 さらに2月中旬には平日一泊二日で高校時代の同級生とまたしてもハンターへ行き、デジカメで動画撮影しフォームをチェックしあったのは有意義だった。スマホの方が画面が大きくて見やすいのだが、スキー場では落とさないように撮ったらポケットにしまってファスナーをしてというのは面倒で、デジカメを首からぶらさげる方が便利である。というか、今回は相手がスマホを持っていおらず、自分のスマホを相手に渡して先に下に降りてもらって、私が滑りだすときに撮ってもらおうにもスマホの画面ロックが本人でないと解除できないので自分の動画が撮ってもらえないという点でデジカメで撮る必然性があったのだ。また、デジカメの方がズームが効き、またズームアップの操作がしやすいということもあった。では、北海道編につづく。

(2018/2/27)